想いと感謝

 

電話とメール対応の10日間の経過

 対面での診療を控えていた10日間に、かかりつけの患者さんを中心に、約200件の電話およびメールでの相談をいただきました。ありがとうございました。
 「はじめの数日」・・・秋田市に子供の感染者が発生したという報道に加えて、当院が突然に休診になりましたから、はじめは「先生のクリニックで診察したのではないですか?」というお問い合わせがほとんどでした。かかりつけ医として、時間をかけてしっかりと事実を説明させていただきました。
 「つづく数日」・・・公表を避けたのですが、すぐにSNSで拡散して、かかりつけの患者さんたちは、ほとんど知る事実となりました(この速さには驚きました)。この時期は、3月2日から休診前日までに受診されたかたから「3月2日以降に受診しましたが、大丈夫でしょうか?」「待合室や手すりなどから感染してないか?」などのお問い合わせが増えました。4つの安全宣言の2から4を説明して、安心してもらいました。
 「おわりの数日」・・・継続のお薬が切れてきたかたが増えて、遠隔での処方の依頼がふえました。その他は、ありがたいことに、ほとんどが応援の電話とメールでした。また、10日間でのお問い合わせは、すべて患者さんからのもので、第3者の方や中傷の電話はまったくありませんでした。


「つらかった相談」と「はげまされた相談」と想いについて、いくつかをご紹介


 「通っている保育園の先生から、『万が一感染が持ち込まれると困るから、クリニックが再開してもしばらく受診しないでほしい』といわれたが、もうすぐ喘息のお薬がきれます」とのこと

・・・大切なお子さんたちをあずかる先生たちのお気持ちはわかります。「4つの安全宣言」を読んでみてくたさい。


 「お父さんから『子供を通じて家族へ、そして、会社にもちこんだら大変なことになる。しばらく通わせない』いわれた。診察の予約をキャンセルしたい」とのこと
・・・家族を、そして会社をおもうお父さんの気持ちは当然です。私もそう思うでしょう。今は「4つの安全宣言」を読んでみてください。安心できたらいらしてください。

 これからお付き合いがはじまる、乳児1ヶ月検診や生後2ヶ月の予防接種の「初診の予約」のほとんどが「不安です」という理由でキャセルとなりました。もちろん他院へ紹介もしました。
・・・何もなくても、子育ての始まりは不安がつきものです。心配は少しでも減らしたいと思うお気持ちは当然でしょう。どうか良いスタートをきってください。


「大学に合格しました。受験前にはお世話になりました。予防接種を兼ねて、秋田を離れる前に受診したかったのですが・・・」とのこと、同様の電話(就職も)が数名ありました
・・・喜ぶ顔を見れなくて残念ですが、お祝いと励ましの言葉を電話でつたえました。


 他方、電話での一通りに説明のあと、「再開したらすぐに受診します」、「いまから再開後の予約をいれてもいいですか?」などのお問い合わせをいただき、感謝と喜びにあふれました。また、私からの電話説明のあとに、一旦、診察予約をキャンセルされた方から、数日後に再予約が入っているの見つけたときは、日々の対応が報われた気持ちになりました。以上、一部の紹介のみをさせていただきましたが、温かい励ましに心から感謝しております。この感謝が「力」になりました。


 また、秋田市保健所の方々とは、お子さんの受診以来、何度もやりとりをしてきましたが、日々の努力と誠意には頭が下がる思いでした。相談や話し合いは、ときに深夜にまで及びましたが、どんな時も、対応は適切かつ冷静でした。私達以外のケースにも対応しているはずで、その不眠不休で努力する姿からも「力」をいただきました。