院長の思い(その2)

 

 電話での応対をしておりますと、一般外来の受診に際して、2つのタイプの相談があります。1つめは「熱はないのだけれど・・・他の熱があるお子さんと接触してしまうのではと心配です」、2つめは「熱がでていて受診したいのだけれど、他のもっと悪い熱のお子さんの風邪をもらってしまうのではないかと心配です」というものです。もっともなご相談と思っています。
 
 これまでも、院内のいくつかの場所に「隔離診察スペース」をもうけて、「発熱しているお子さん」は車で待機していただき、順次、そちらへご案内しながら診察をしていました。しかし、出入り口やお会計のスペースは共有でした。(注:とりわけ危険度の高い方は、みなさんと接すること無しに2階診察室を使用します)そこで、スタッフとミーティングを重ね、
「一般受付の外来において、受付から終了まで全く別の動線で診療ができるように」と明確なゾーニングを行うことにしました。→詳細はこちらから

 この明確なゾーニングで
「熱はないのだけれど・・・他の熱があるお子さんと接触してしまうのではと心配です」という方にも安心して受診していただけるようになりました。また、「発熱している(た)方のエリア」においては、院内の患者さんの人数を多くても3人までとして、カーテンで遮蔽したうえに、患者さんどうしが約2m離れて待機して、そこで診察できるようにしています。これにより「熱がでていて受診したいのだけれど、他のもっと悪い熱のお子さんの風邪をもらってしまうのではないかと心配です」という方にも安心していただいております。何よりも、この「熱のあるかたエリア」での診察には、待機のご協力をいただいており、心から感謝しています

 来院されるどのような患者さんにも「安心、安全、正確な診察」を提供できますように、さらに工夫と努力を重ねてゆきたいと思います。ご協力に感謝しますとともに、ご意見もお待ちしております。よろしくお願いいたします。→
メールでのご意見はこちらから